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この度、(一社)日本ロボットシステムインテグレータ協会では、自動化推進協会様から「自動化技術基礎講座」を引き継ぎ、2023年度から当協会のロボットSI基礎講座の次ステップとなる「自動化技術講座(旧:自動化推進協会 自動化基礎講座)」をご用意しました。これからロボットSIの知識をさらに深めたいという中級者相当の方必見です!


自動化技術講座(旧:自動化推進協会 自動化技術基礎講座)
自動化推進協会様にて、1999年から継続して実施してきた人気の講座です。本講座を通して、自動化に関する基礎技術を身にけることができます。1講座のみの単独受講がでるため、ご自身が特に強化したい分野を受講していただくことも可能です。
開講回数 全12回(1講座のみの単独受講可)

受講対象者

・主に若手技術者の社員研修として
・ロボットSIとして実務経験3年〜8年程度の方
・特定分野の知識を深堀したい方
※同業他社の方は受講をお断りする場合がございます
開催時期 2025年6月〜11月 全12回 ※日時詳細は後述の詳細をご覧ください
開催方法 ハイブリッド開催(リアル+オンライン)
  リアル会場:機械振興会館(東京都港区芝公園3-5-8)
  オンライン:ZOOM(予定)
各回単独受講料
(テキスト代込、税込)
【リアル/WEB参加】協会会員:1講座10,000円/人、非会員:1講座20,000円/人
【同一の方が10回以上受講された場合10%割引】
協会会員:10講座90,000円/人、11講座99,000円/人、12講座108,000円/人、非会員:10講座180,000円/人、11講座198,000円/人、12講座216,000円/人
※(旧)自動化推進協会会員は2025年度からは非会員枠となっておりますのでご了承ください
※請求書は12回終了後にまとめてお送りします。各回毎に必要な場合はご連絡ください。
定員 50名 ※定員に達し次第応募締め切りさせていただきます。
申込み https://www.robo-navi.com/webroot/siersdayapplication/244.php
※お申し込みは各回の1週間前までにお願いします。

 講座プログラム <自動化技術講座(旧:自動化推進協会基礎講座)>


自動化技術講座(旧:自動化推進協会基礎講座)
開講回 開催日 講座の内容 講師
※場合により変更する可能性もございます
第1回

2025年
6月24日(火)
10:00-16:00

自動化システムの基礎 吉川技術士事務所
所長(技術士)
吉川 博 氏
第2回 2025年
7月8日(火)
10:00-16:00
機械要素(回転と直動) THK株式会社

角田 拓磨 氏
第3回 2025年
7月29日(火)
10:00-12:30
動力源(前)空気圧の利用 株式会社コガネイ
松 信夫 氏
7月29日(火)
13:30-16:00
動力源(後)モータの利用 三菱電機株式会社
加知 光康氏
第4回 2025年
8月19日(火)
10:00-16:00
センサ 2y'sものづくり研究所
所長
山崎 保範 氏
クリーンルーム
第5回 2025年
9月2日(火)
10:00-16:00
自動制御1:シーケンス制御の基礎 三菱電機株式会社
FAフィールドエンジニアリング部 制御技術第1グループ 専任
小川 洋助 氏
第6回 2025年
9月22日(月)
10:00-16:00
自動制御2:サーボ機構の基礎 三菱電機株式会社
FAフィールドエンジニアリング部第3グループ
伊藤 宣男 氏
第7回 2025年
10月7日(火)
10:00-16:00
部品供給 2y'sものづくり研究所
所長
山崎 保範 氏
第8回 2025年
10月15日(水)
10:00-16:00
ロボットハンドの力学的基礎 明治大学
小澤 隆太 氏
ロボットハンドの構造
第9回 2025年
10月30日(木)
10:00-16:00
等価変換理論と画像処理 香川大学 名誉教授
服部 哲郎 氏
第10回 2025年
11月4日(火)
10:00-16:00
メカトロニクス技術(設計手法)と駆動制御システム 株式会社プラチナリンク
代表取締役社長
西田 麻美 氏
第11回 2025年
11月11日(火)
10:00-16:00
機械要素(カム機構) テクファ・ジャパン株式会社
代表取締役社長
香取 英男 氏
第12回 2025年
11月25日(火)
10:00-16:00
安全技術 吉川技術士事務所
所長(技術士)
吉川 博 氏

 2025年度 自動化技術講座 講座内容詳細

※講義の詳細内容は多少変更する場合もございます、ご了承ください


(1)自動化システムの基礎

講師 吉川 博 氏(吉川技術士事務所所長、技術士)
演題

1.「自動化技術史」
2.「自動化設備の計画、設計」
3.「製品設計の改善と評価」
4.「設備の本質安全化」

 

 生産の効率化、自動化・ロボット化を図り「ものづくり」にイノベーションを起こすことが急務です。 自動化技術基礎講座では、技術業務従事者のレベルアップを目指してメカトロニクス技術の基礎から学び直しのお手伝いをします。 第1回は「自動化システムの基礎」として、自動化技術開発の歴史を俯瞰し、 日常業務に活かすためのポイントを説明します。 また、自動化システム開発には、様々の条件下での複雑な解を探ることが必要で、 そのためのメカニズムの基礎知識と制御システムの組合せについても考察します。
近年、高品質で安定した製品を生産する過程で、労働負荷や安全・安心についての配慮が欠かせません。そのために必要となる「本質安全化」と「機能安全」の対策のポイントについても解説します。

講師紹介

吉川技術士事務所代表
京都市中京区 出身、 福井大学工学部機械工学科卒業
技術士(機械部門・総合技術監理部門)〔文部科学省登録〕
労働安全コンサルタント(機械)〔厚生労働省登録〕


(2)機械要素(回転と直動を正しくガイドする)

講師 角田 拓磨 氏 (THK(株))
演題

「回転と直動を正しくガイドする」

 

回転軸受を導入話題として、直動案内について説明する。直動案内は日本発の技術であるが、昨今、国際規格としても制定されている。この直動案内の種類と特徴と使用条件に合わせた選定方法について解説する。

講師紹介

THK株式会社 産業機器統括本部 LMシステム企画開発本部 技術開発統括部 技術開発部 技術開発第三課
新卒でTHK株式会社入社し、今年で10年目。入社以来現在の部署で主にLMガイドの開発業務を担当。HSR形や超高速LMガイドFHS形等の開発に従事。


(3)動力源(空気圧の利用・モータの利用)

講師 熄シ 信夫 氏((株)コガネイ)
演題

「空気圧駆動と伝達機構の選定」

 

 この講座では、ロボット/FAシステムの構築に必要な空気圧駆動機器の構造や特徴、選定や使用上の留意点などを中心とした基礎技術と、ロボットハンドリング部分のアプリケーションを構成する製品群について解説する。
 また、駆動機器の作動制御に必要な電磁弁を中心とした空気圧制御機器は、空気圧技術の中で最も重要な分野であることから、制御機器についても解説を加える。

講師紹介

株式会社コガネイ 技術サービス部。
入社以来、生産技術、営業を経て技術サービス部門に長年在籍。対外向け講習会は数百回実施。雑誌等寄稿多数。


(3)動力源(空気圧の利用・モータの利用)

講師 加知 光康 氏
演題

「電動アクチュエータ(モータ)の基礎と選定及び使用上の留意点」

 

 電動アクチュエータの中心であるモータは、油圧・空気圧と比較して制御性や動特性で優位性を有する。また、電源さえあれば運動エネルギーに変換できる手軽なアクチュエータである。その種類は、直流モータ、交流モータ、ステッピングモータ、サーボモータなど様々なタイプがあり、それぞれの特性を理解した上で、用途や目的に合った選定をすることが望ましい。
 本講座では、モータや伝達機構及び制御の基礎を学んだ上で、それぞれの選定方法や、使用上の留意点、メンテナンス方法について解説する。

講師紹介

博士(工学)
・(一社)日本ロボットシステムインテグレータ協会アドバイザー
・三菱電機(株)機器事業部Smart Industry Professional


(4)前半:センサ <4-1 各種センサとその利用>

講師 山崎 保範 氏(2’ysものづくり研究所 所長)
演題

「各種センサとその利用」

 

 センサはロボットを含む機械装置にとって、自身の状態や外部状態を認識する手段である。そのような意味から、マイクロスイッチも機械的なセンサであり、3Dビジョンはソフトウエアを用いたセンサシステムである。
 センシング対象は、位置・圧力・加速度など多岐にわたり、使い方もON/OFFのスイッチ的なものからリモートセンシングとして値を利用するものまである。
これらのうち代表的なものについて、原理・考え方・その利用例について、解説する。

講師紹介

山梨大学大学院修了、博士(工学)。
長野工業高等専門学校専攻科長、IROFAセンターテキスト編集委員、ロボット工業会未来需要予測委員会主査、電気通信大学客員教授、山梨大学非常勤講師、ライフサイエンス研究会理事、および英文雑誌IJAT編集副委員長、などを歴任。
現在、2y’sものづくり研究所所長。主として、組立用ロボット応用、および自動生産に関する講演・コンサルタントに従事。


(4)後半:クリーンルーム <4-2 クリーンルームの概念と機械装置の発塵低減>

講師 山崎 保範 氏(2’ysものづくり研究所 所長)
演題

「クリーンルームの概念と機械装置の発塵低減」

 

 クリーンルームでの生産・作業は、半導体、液晶・有機EL表示体、精密・光学機器にとどまらず、食品、薬品、細胞・遺伝子編集などにまで及んでいる。 労務費が高い日本においては、付加価値の高い製品を扱うクリーンルームでの生産を積極的に推進しなければならない。
 ここではクリーンとは何かをまず解説し、クリーンルーム内のクリーン度を保つための方策として使用機械装置の発塵量の低減方法などを教える。


(5)自動制御1 (シーケンス制御の基礎)

講師 小川 洋助 氏(三菱電機(株) FAフィールドエンジニアリング部 制御技術第1グループ 専任)
演題

「シーケンス制御の基礎」

 

 はじめてPLCを触れる方のために知っておきたい以下項目よりシーケンス制御の基礎知識を簡単な例題をもとに紹介いたします。
  1.シーケンスとは(用途事例、リレー、接点について)
  2.シーケンス例題による配線実習と表現について(シーケンス図、フローチャート、タイムチャート)
  3.PLCとは(入出力配線と内部配線、インターフェイス、デバイスなど)
  4.プログラミングソフトの操作・手順の習得(回路の作成、書込み、モニタ、編集など)
  5.各種シーケンス命令について(基本命令と自己保持回路など)
  6.各種プログラム演習(回路プログラムの作成、動作確認)
  7.保全

講師紹介

三菱電機(株) FAフィールドエンジニアリング部
PLCエンジニア歴18年。工場生産設備?社会公共システムのPLCのシステム設計〜監視〜運用保全に従事。
現在は工場生産設備のCO2削減化に向け 収集した設備情報からデータマイニングし省エネ制御や操業方式を最適化にするエンジニアリングサポートに従事中。


(6)自動制御2 (サーボ機構の基礎)

講師 伊藤 宣男 氏(三菱電機(株) FAフィールドエンジニアリング部)
演題

「サーボ機構の基礎 」

 

 サーボ機構を使用した機械の例を説明した後、サーボモータを駆動源とするサーボ装置を使用するための次の基礎項目について説明します
@ サーボ機構にゲイン調整が必要な理由 及び ゲイン調整で発振する理由
A サーボ機構の基本的な制御器(比例・積分制御器)の動作と調整方法
B 位置決め指令に対するサーボ機構の動作特性  など

講師紹介

三菱電機株式会社 FAフィールドエンジニアリング部 駆動技術第3G


(7) 部品自動供給の事例

講師 山崎 保範 氏(2’ysものづくり研究所 所長)
演題

「部品自動供給の事例」

 

 加工工程においては、規格化が進んだ比較的単純形状の“素材”を、NC装置のような自動加工機に供給・搬送するだけで自動化が達成できる。一方、組立工程において扱う“部品”は、文字通り千差万別であり、その供給・搬送の方法・装置も多岐に渡っている。これらのいくつかの代表的な事例を、自動組み立てシステムと併せて、専用的なものからビンピッキングのようなロボット的なものに渡って紹介する。この際、どのようにしたら装置を汎用化できるかをキーポイントとして解説し、組立システムの汎用化への展開を考える。


(8)ロボットの利用:ロボットハンドの力学的基礎/ロボットハンドの構造

講師 小澤 隆太 氏(明治大学)
演題

「ロボットハンド概論」

 

ロボットハンドはロボットに作業をさせる上での重要な要素である。産業用に広く使われてきたグリッパのみならず,近年ではヒューマノイドロボットや義手などにおいて人型の多指ハンドなども注目を浴びてきている。
本講義では,ロボットハンドの歴史的な背景や分類,その背景にある解剖学的・力学的基礎および機構の基本的な構造などについて解説する。

講師紹介

明治大学理工学部 教授


(9)等価変換理論と画像処理

講師 服部 哲郎 氏(香川大学)
演題

「等価変換理論と画像処理」

 

準備中

講師紹介

服部哲郎 工学博士(大阪大学)
香川大学名誉教授(元香川大学大学院工学研究科・工学部電子情報工学科・教授)
広島工業大学客員教授
電気学会「等価変換理論の利活用と拡張深化推進協同研究委員会」委員長
https://www.iee.jp/wp-content/uploads/honbu/16-pdf/CPI_8061s.pdf


(10)メカトロニクス技術(設計手法)と駆動制御システム

講師 西田 麻美 氏(株式会社プラチナリンク代表取締役社長/東京国際工科専門職大学)
演題

「メカトロニクス技術(設計手法)と駆動制御システム」

 

近年,AIやIoT技術を活用した機械,ロボットのDX化が進んでいる.
その土台であるメカトロニクス技術は,メカ(機械)とエレキ(電気電子)の統合で機能を作り出し,制御によってその機能の価値を高めることを目的としている.
本講座では,機能を最大限引き出すためのメカトロニクスの設計手法と目的通り動作させるための駆動系の構築,および,制御手法のポイントについて解説する.
主な項目は以下の通りである.

1.自動化システムとメカトロニクス要素
(機械設計の基礎:機構の自由度,運動特性,センサ・アクチュエータ等の選定技術と考え方)
2.駆動システムの構築
(駆動回路・制御回路の構造とユニット設計)
3.制御技術(PLCシーケンス制御/フィードバック制御,古典制御/現代制御の手法)
4.メカトロニクスの設計手法・擦り合わせと組み合わせ技術

講師紹介

電気通信大学大学院電気通信学研究科知能機械工学専攻博士後期課程修了(工学博士)。
国内外の企業にて、数々の機器・機械を長年に渡って手がけながら設計・開発・研究の実務経験を積む。
その後,大学教員として奉職する傍ら2017年に株式会社プラチナリンクを設立し代表取締役に就任。
メカトロ・ロボット教育および企業の技術指導を専門に人材育成コンサルティングを行いながら、東京国際工科専門職大学のロボット開発コースにて従事。 書籍・執筆多数。


(11) 機械要素(カム機構設計概論)

講師 香取 英男 氏(テクファ・ジャパン(株) 代表取締役)
演題

「カム機構設計概論(カムの設計・製作に要求される機構学的な事項)」

 

 カム機構は、最近では、微小な半導体や電子部品などを高速かつ多量に製造する機械に、数多く用いられている重要な機構の一つである。その理由は、カム機構の設計・製作を適切に行えば、長期間にわたって信頼性の高い性能を発揮できるからである。
そこで本講では、産業界において、もっとも使用頻度の高い、リンクを含む平面的なカム機構に絞り、いくつかの基本かつ重要な留意点を示し、実践的な設計能力を身につけることを目標とする。

<題目>
1.カム機構の構成に必要な要件
2.カム機構の形式とその体系的な分類方法
3.カム曲線とは
4.カム曲線を選定する際に考慮すべきこと
5.カム機構の幾何学的な限界をチェックする方法
6.カム軸トルクの算出方法
7.設計の手順
8.カム機構の標準的な図面の書き方

講師紹介

テクファ・ジャパン(株) 代表取締役社長
明治大学 大学院 理工学研究科 機械工学専攻 博士課程修了。工学博士。
東京都立大学 工学部 講師、東京工業大学 研究員、 青山学院大学 理工学部 兼任講師、明治大学 理工学部 兼任講師、 日本カム工業会 会長などを歴任。


(12)安全技術

講師 吉川 博 氏(吉川技術士事務所 所長(技術士))
演題

「安全技術」

 

社会が豊かになり技術も向上する時代の中で、技術者に対する安全化への要求はますます強くなっています。
産業用ロボットや自動化機械設備における安全化対策には、従来からの「機械安全」のアプローチに加えて「機能安全」の技術活用が必須の時代を迎えています。
本「安全技術」講座では、機械安全を主なテーマに規格の受け止め方や技術者としてどのような安全対策が有効かを現場を熟知した講師が解説します。
講座内容
1.安全技術の基本
2.安全規格と基準
3.リスクアセスメント
4.機械システム安全化の手法
5.ロボットシステムの安全化と課題





 お申込み


自動化技術講座:
https://www.robo-navi.com/webroot/siersdayapplication/244.php



 講座チラシ


講座チラシ:
講座チラシダウンロード



 お問い合わせ


一般社団法人日本ロボットシステムインテグレータ協会事務局(高本・佐々木)
〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館B108
TEL:03-6453-0131 FAX:03-6453-0132 Mail:sier@jarsia.jp

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